2012年1月21日土曜日

コンサルティング業界のUP or OUTについて

みなさん、こんにちは。
キャリアコンサルタントの荒木田誠です。
コンサルBizも是非見て下さい。 )

以前は私もコンサルティング業界におりまして、
また現在はキャリアコンサルタントとしてコンサルティング業界へ入りたい方や
コンサルティング業界に現在いる方々のネクストキャリアの相談に
乗っております。

そんなコンサルティング業界の転職でよく出てくる言葉。
UP or OUT

業界を良くご存知ではない方は、良く分からないでしょうが、
UP・・・ランク毎に設定された一定期間内に昇格できる人
OUT・・・ランク毎に設定された一定期間内に昇格できず辞めなければいけない人
というイメージで、コンサルティング会社の厳しさを表現する言葉として
だいぶ昔から使われている言葉です。

さて、実態はどうでしょう。
確かに現在も、ごく一部の中規模外資系ファームでは、徹底して運用されて
いるようです。下○%に入った社員は自動的に会社を辞めなければいけない、
というようなことです。しかし、これは本当に稀な話というのが実態です。

最近のコンサルティングファームは、元同僚や各社のパートナーに話を聞いても、
昔のようなイメージではなくなっていることが実態のようです。
(まぁ、人手不足ということもあるでしょうが。)

私から見ると、10年以上前のコンサルティング業界は個人事業主の集まり
みたいなところがありましたが、今は中規模以上のコンサルティングファームは、
チームでクライアントにアウトプットをすることが前提。

ですので、昔のように個人で評価が大きく分かれることもなく、
全体的に評価が平準化されるような方向にあるようです。

そういう意味では、昔よりは一般的な会社と比べても居心地が良くなった
かも知れません。問題は、そういう環境を「居心地が良い」と感じる社員が
増えたことによる品質低下で、このあたりは90年代から業界で活躍されて
いる方から見ると、ちょっと物足りないとの意見が多いです。
そんな方から見ると、最近の業界は「居心地が悪い」かも。

私の想像ですけれども、昔は業界自体がニッチだったので、
バンバンOUTさせても問題にならなかったのでしょうが、
2000年代半ばを過ぎると、業界がメジャーになったため、
会社側もあまり無茶が出来なくなっている、ということかなぁとも思います。

最近はUP or STAY、UP or Growthというように、成長するまで待つよ、
みたいな標語を掲げているコンサルティング会社も多いようです。

しかし、どうでしょうか。
正直、一番下の評価を連続で取り続ける方は、早く次のキャリアを考えたほうが
良いと思うのですよね。。。

もちろん、たまには一番下の評価はあるかも知れません。
・体調を崩して半年入院して、稼働率が0
・どうしてもクライアントの特定の人との相性がどうにもならないくらいダメ
・生理的に上司と合わない。私の能力以前の問題。
とか。

しかし【連続して一番下】の評価となると、
・そもそも職種への適性がよくない
・会社との相性が悪い
・同じコンサルでも、領域が合わない
とか、なんらか問題があると思うのです。

そんなときには、社内のキャリアカウンセラーと相談して、
社内異動や、場合によっては転職含めて相談しても良いかと思います。

昔の日本企業みたいに、50歳まで飼い殺してリストラ!とかされて、
どこにも行けなくなるよりも、20代30代に自分の適性を見極めて、
次のキャリアを考えるほうが、ある意味その人にとって良いことだと思います。

また多少なりとも、このような厳しさがあってこそ、コンサルティング業界の
品質が担保されているということも、事実だと思います。

ちなみに私は今年でこの仕事10年目になり、いろいろな方々と接してきました。

会社の中で苦しんでいるという、ネガティブな転職相談に乗ってきたことも
少なからずあります。
意外でしょうが、そういう方が職種を変えずに、同業の他社に転職したら、
環境が変わっただけで、急にハイパフォーマーになった、という方も数多くいます。

そして、その中のうち一名は、大手ファームのパートナーになられて、
先日も訪問して自分の部署の採用の依頼をしてくれました。

さすがに行き過ぎた、UPorOUTはどうかと思いますが、ある程度のUPorOUTは
その方のキャリアを早く考えるきっかけになると考えれば、悪くはないと考えます。


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